第2回特別企画展「多様性に向けたオリンピックの歩み」開催
第2回特別企画展
「多様性に向けたオリンピックの歩み」
2020年9月29日(火)より第2回特別企画展を開催いたします。
今回のテーマは「多様性」です。「民族」と「性」に関する多様性について一緒に考えてみませんか?
※現在、一般の方(学外者)の来館をご遠慮いただいております。ご迷惑をおかけいたしますがご理解くださいますようお願いいたします。
【趣旨説明】
人種、性別、民族、言語、セクシュアリティ・・・。
私たちの生きる世界では、こうした「容れ物」で人を 判断してしまうことがあります。また、白人至上主義や性別二元制など、時代や社会が求める「容れ物」に ぴったりとはまらない人びとは、排除されてきました。
スポーツの世界にも、こうした排除の歴史があります。その歴史からは、人々が不平等や差別と戦った姿を知ることができます。
オリンピック憲章のうち、オリンピックの理念を統合 する「オリンピズムの根本原則」には、世界人権宣言 採択後の1949年に初めて、「大会において」肌の色、 宗教、政治に対する「差別を容認しない」ことが明示 されました。そして、2014年には、これまででもっとも 多くの具体例が下記の条文のように示されました。
オリンピックは差別の撤廃や人権保護について、長年 取り組み続けているのです。
オリンピック憲章オリンピズムの根本原則6
このオリンピック憲章の定める権利および自由は、人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見、国あるいは社会のルーツ、 財産、 出自やその他の身分などの 理由による、いかなる種類の差別を受けることなく、確実に 享受されなければならない。
私たちはそれぞれが違った個性をもつ同じ人間です。
多様な人びとが、自分のことを“自分”として認められる世界となるために、私たちは何ができるでしょうか?
この展示では、「民族」と「性」に焦点をあてて考えていきます。