中京大学スポーツミュージアムのコンセプト
スポーツは社会を映す鏡である。
スポーツは人間の身体を通じて社会に変化を与える。同時に、スポーツは時代と社会に翻弄されてきた。
時間(過去から未来)と空間(世界各地)を越え、さまざまな角度からスポーツを知り、感じる場所…
そのような博物館での経験が多様な人々に共有されることで、スポーツと社会の未来はどう変わっていくのだろう。
<研究Ⅰ> スポーツにまつわる記録と記憶の継承(スポーツ文化財のデジタルアーカイブ化)
- 実物資料(用具・メダル・大会や選手に関わる物品…)
- 文書資料(関連組織の公的資料・議事録・関係者の書簡…)
- 画像・音・音楽・映像(大会や選手にまつわる音源・記録映像/画像)
- 技術革新に伴い生成されるデータのスポーツ文化財としての可能性を検証
<研究Ⅱ> スポーツ・デジタルアーカイブズの利活用
- 共有/教育/研究を3つの柱とする利活用情報の収集と検証
- 利活用モデルの提示と新たな利活用シーンの提案
- デジタル資料と実物・文書資料の相互補完型利活用モデルの検証
<研究Ⅲ> スポーツ・デジタルアーカイブズの持続可能性の追求
- 多様な資料の収集管理スキームの構築
- 博物館等で収集管理されているスポーツ文化財の全体像を把握・共有するためのネッワーク構築
- 民間保有事例が多いスポーツ文化財独自の課題(散逸防止・目録化等)の解決
- 先端的技術の結晶であるスポーツ用具を文化財として保存する技術の検証
教育活動
①学芸員によるスポーツミュージアムの見学ツアー
学芸員がスポーツミュージアムの魅力や、貴重な歴史資料をご紹介します。
オンライン配信も対応可能です。
所要時間:20分~40分
②WS「オリジナルの参加メダルを作ろう!」
WSでは、参加メダルについて解説後、グループに分かれてオリジナルの参加メダルをデザインします
※参加メダルとは、選手、コーチ、役員など大会に関わったすべての人が手にすることができるメダル。オリンピックで出会い、フェアに競い、互いを認め合った選手たちが、みんな、同じメダルを手にそれぞれの故郷に帰る、参加メダルは、まさにオリンピズムの象徴、友情の証です!
<過去の実践例>
【STEP1】
参加メダルについて説明した後、グループに分かれてデザインについて話し合います。
【STEP2】
グループで考えたオリジナルの参加メダルを発表します
【STEP3】
オリジナルの参加メダルを缶バッジにしてお渡しします
※オンラインの場合は、後日郵送にて参加者にお渡しします