日本ピエール・ド・クーベルタン・ユースフォーラム2021でミュージアム活動を行いました

2021年12月25日、26日に行われた日本ピエール・ド・クーベルタン・ユースフォーラム2021のプログラムの中で、当館がミュージアムを活用したオリンピック教育活動を実施しました。
日本ピエール・ド・クーベルタン・ユースフォーラムとは、クーベルタンの理念、現在の国際オリンピック委員会(IOC)の活動などについて、次世代を担う高校生が学ぶ教育イベントです。例年は、生徒たちがスポーツ活動・知識の学習・表現活動の3種類で構成された2泊3日の合宿形式の中で学びます。この教育活動では、生徒たちに「思考」「判断」「行動」を促すための最良の仕組みになることがめざされています。
今年は、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、オンラインで2日間にわたり実施されました。

中京大学スポーツミュージアムは、1日目の最後のプログラムを担当しました。

 

【実施したオリンピック教育イベント内容】
①学芸員によるスポーツミュージアムの見学ツアー
学芸員によるスポーツミュージアムの見学ツアー
今回は、オンラインでの実施だったので、ライブ配信でツアーを行いました!

②WS「資料に隠されたストーリーを見てみよう」
WSでは、スポーツの資料に隠されたストーリーを紡いで、オリンピックの過去と未来を考えることに挑戦しました!
各グループに「ある資料」の写真を提示し、その資料に関する情報、その資料が関係するオリンピックでの出来事、当時の社会で何が起きていたかなどを、Webや当館の資料検索DBなどを活用して調べます。
その後、グループでその資料に隠されたストーリーを組み立てます。作り上げたストーリーを通じて、資料が未来を生きる私たちに伝えるメッセージはなにか、当時の人々の思いなどを考えました。

WS「資料に隠されたストーリーを見てみよう」
最後にグループごとに発表を行いました

 

 

各グループに提示した「ある資料」は、どれも歴史的に重要なスポーツ資料

 

WSは大変難しい内容でしたが、どのグループも協力しながらストーリーを組み立ててくれました。
参加した高校生からは、「過去の事例から現在、未来についてを考えその考えを他校の高校生と共有することが出来た」「ひとつのものに対して深く掘り下げてみると、そこから当時の人たちの考えや文化を含めた歴史を調べて想像することができて楽しかった」などの感想をいただきました。

参加者、運営スタッフのみなさんと記念写真
※写真は許可を得て掲載しています

 

 

中京大学スポーツミュージアムは、学校や競技団体などに向けてオリンピック教育を行います。
ご興味がある方は、お問い合わせください。